【第13回在宅医療懇話会】 2019年8月28日(水) 相変わらずの21時開催という遅い時間に、夜の外来診療を終えた先生方が集まってこられました。 今回のテーマは、7月に東京で開催された「第1回在宅医療連合学会大会」の報告です。在宅医学会と在宅医療学会が合併して今年度が第1回の大会となりました。医師のみでなく、看護師をはじめとしたコメディカル、介護職の方々も参加できるこの大会は、5000人を超える参加者であふれました。多くのシンポジウムやポスター発表などが企画され、会場である東京新宿にある京王プラザホテルのエレベーターは、目当てのシンポジウムや発表を聞くための参加者を載せて常時満員の状態でした。 今回の懇話会では、この学会に参加された先生方から、つじもと内科クリニックの辻本裕樹先生と太田医院の太田俊輔先生にご報告をいただきました。辻本先生からは、特に東京都の病診連携ICTについて、太田先生は、太田医院から発表した3演題について報告となりました。病診連携ICTは、参加された先生方も関心のあるところで、岡原副会長からも、堺市における病診連携ICTの動きなどのお話がありました。また、太田先生の事例報告の中の、終末期における訪問入浴について、意見がかわされました。 在宅医療懇話会は13回となり、参加される先生の顔ぶれが定着しつつありますが、今回は数名の先生が初参加でした。この会は、在宅医療をはじめられる先生方やかかりつけ医へも、情報提供や情報交換、かかりつけ医間の交流を目的にしていますので、いろいろな先生方が参加していただきたいとご案内しています。病院に勤務されている先生方と違って、地域で開業されている先生方にとって、連携は大切だと考えていらっしゃいますが、日常の診療が多忙で、つながりを作るのはとてもたいへんです。在宅医療懇話会では、内科や外科、泌尿器科といった専門医会の枠を超えた広いつながりを持てる会でありたいと考えています。 |