【第2回 かかりつけ医と訪問看護師・ケアマネジャーの連携 事例検討会】 2019年8月8日(土)午後2時より、グランドオープン前のフェニーチェ堺を会場に「第2回かかりつけ医と訪問看護師・ケアマネジャーの連携 事例検討会」を開催いたしました。 合計112名の方が参加され、講演を聞いた後にグループワークを行いました。 第1部は、三谷ファミリークリニック米本千春先生に、「地域で過ごすには 〜私たちにできそうなこと〜」として、実際に米本先生が関わられた8つの 事例について、在宅医療だけでない、多職種のチームで支えていくことの 重要性やポイントをお話いただきました。 第2部は、「在宅看取りを支える多職種の役割」というテーマですが、基本は、 在宅看取りの経験を軸にフリートークを行いました。 グループの基本的な構成は、医師1〜2名、(訪問)看護師1名、看取り経験のある ケアマネジャー1名、看取り経験のないケアマネジャー3名としました。 活発な意見交換が行われ、時間いっぱい途絶えることのない発言と、熱心に聞いて いるメンバーの表情が、“在宅看取り”への課題の多さを感じさせてくれました。 研修会終了後にご協力いただいたアンケートより一部をご紹介します。 (アンケート集計 回答95名 回収率84.8%) 《医師》・他職種の医療・医師への要望、不安、不満が理解できた。 ・ケアマネジャーの仕事内容や連携の難しさをしることができた。 ・ケアマネジャーやヘルパーと医師との間にギャップがあると感じた。医師だけの集まりだけでなく、多職種が集まる会がもっと必要だと思う。 《看護師》・ケアマネジャーの悩みを聞くことができた。医師の考え方や知りたいことがわかった。 ・医師とケアマネジャーの連携が難しそうなので、訪問看護が間に入ることが必要だと思う。医師も生活状況の報告を待っているケースもあると思う。 ・多職種連携の大切さが実感できました。 《ケアマネジャー》 ・主治医の立場からの意見を聞くことができてたいへん良かった。 ・医療職との連携は、それぞれの役割からの情報共有が必要。連携方法について学べた。 ・ケアマネジャーは頑張りすぎず、チームとしてできることをすればよいとわかった。 ・先生と話ができて勉強になりました。チームが同じ方向で進むためには話し合いが大事と学んだ。 |
米本先生の事例にうなづきながら、在宅の醍醐味を感じ、 医師・看護師・看取り経験ありのケアマネジャーの体験談を聞く 看取り経験のないケアマネジャーという、グループワーク。 フェニーチェ堺の大・小ホールに次ぐ大きな部屋を準備しましたが、 人数もさることながら、参加者の活発な発言に研修室が狭く感じました。 |